ラヴロフ外相は、次のように指摘している-
「たしかに現在米国は、オバマ政権の時に比べはるかにイランと仲が良くない。しかし我々は、良識に則って行動すべきだ。もしトランプ大統領にとって、国際政治における優先的課題が、テロリズムとの戦いであるのなら、シリア国内において、まず第一に『ダーイシュ』と戦っているのがロシア航空宇宙軍の支援を受けたシリア政府軍であり、さらには、イランが支持する『ヒズボラ』も含めた武装部隊であることを認める必要がある。」
米国とシリアとの関係は、トランプ氏が政権の座に就いて以来、本質的に悪化した。新大統領は「前任者のオバマ氏のように、私はイランに対し『良い顔』はできない」と明言している。