2016年の秋から、クルド人、そしてアラブ人の自衛部隊からなるシリア民主軍(SDF)は、ラッカ奪還作戦を展開している。町への攻撃は、北西及び北東方向から同時に行われ、今年1月には、町を包囲し、戦闘員らの拠点につながる道路を遮断する目的を持った新たな戦いの段階に入ったと発表された。
ファロン国防相は、イラク北部クルドスタン自治区の主都アルビールを訪問した際、記者団に「ラッカの孤立化が春までに終わり、その後、町の解放に向けた作戦が始まるよう望んでいる」と述べた。
ラッカは、2014年から、シリアにおける「ダーイシュ」の首都とみなされている。
先の報道ではイラクのモスルで米国が主導する有志連合による空爆により「ダーイシュ」のリーダーの一人とその片腕4人が殺害された。