ビュート郡役所のFacebookの発表によれば、放水による侵食で「オロビル湖ダム」が決壊し、コントロール不能な事態になりかねない。湖の水量は試算で43億立方メートル以上。
これより前、主たる放水路はすでに決壊。予備の放水路も1時間以内に決壊する危険性があり、これが起きればオロビル湖ダムも決壊し、制御不可能な事態になる。
予備の放水路からの流水が開始されたのは11日の豪雨の後。
.@ButteSheriff issued an Immediate Evacuation Order at 4:20 pm due to the #spillway incident for the area shown on the map. @CA_DWR pic.twitter.com/b7lX9FHkJd
— Butte County, CA (@CountyofButte) 13 февраля 2017 г.
現地メディアが空から撮影したビデオでは米国内で最も高い位置にあるダムから土砂を含んだ濁流が激しい勢いで下方へと流れる様子がみてとれる。 放水路は壊れた状態のまま放置されており、ダム決壊の事態となれば居住地が危なくなることは以前から指摘されていた。 緊急避難の発令は住民らにとってはほぼ前触れなく出されている。
これまでカリフォルニア州水資源局は当初は非常事態は予測されず、付近住民への避難勧告もないと楽観的な姿勢を表していた。
現地では集中豪雨で主要な放水路が侵食され、続いて予備の放水路も損壊。災害を回避するため1分間の放水量は10万平方フィート(2800立方メートル)まで引き上げられたほか、地元政権はオロビル湖の水位を引き下げ作業に着手した。
こうした事態を受けてロシアの水道行政部の専門家らは米国に対して支援を行う準備を伝えている。