スプートニクのフォトジャーナリスト　「ワールド・プレス・フォト」コンクールで入賞

メリニコフ氏がこのシリーズの撮影に取り組み始めたのは２０１４年。ウクライナ南部東部での状況を追う中でのことだった。

「カメラの被写体を通し、私は状況の悲惨さを伝えようとした。二重の思いを味わっている。ジャーナリストとして、プロとして入賞に対して限りない喜びを感じる一方で、生活に災いが降りかかってしまった普通の人たちを心からかわいそうだと思う。軍事紛争、悲劇を写真を通して取り上げることは大事な仕事だ。これは世界中で毎日のように多くのジャーナリストらが行っており、自分の命を危険にさらすこともまれではない。」受賞したメリニコフ氏はこう語っている。

メリニコフ氏のほかにもロシア人ではエレーナ・アノソヴァ氏の「アウト・オブ・ザ・ウェイ」プロジェクトが「デイリーライフ」部門で入賞した。

「スプートニク」通信社の写真家らはこれで２年連続で国際的に権威ある賞を受賞している。

前に伝えられたところでは、ＡＰ通信のトルコ人カメラマン、ブルハン・オズビリチ氏が、世界報道写真展（World Press Photo）の特賞に輝いた。