法案は制裁のいかなる解除も緩和も検討期間として120日を要する内容となっている。大統領は議会が阻止する決議を出していない場合に限って相応のアプローチができることになる。
このほか法案はオバマ前大統領の発動した対露制裁についての大統領令に効力を与えることができ、議会が承認した制限の解除には再び議会の承認が要される。
制裁の解除ないしは緩和を行うためには米大統領は議会に対し書面でこうした措置を行う論拠を提出せねばならない。特に「ロシア政府がウクライナに対する行動および米国民に対するサイバー攻撃を停止」した事実が確認されていなければならない。
法案策定者は共和党のジョン・マッケイン、リンゼー・グラム、マルコ・ルビオ上院議員らおよび民主党上院議員、下院議員ら。