容疑者の親族の供述によれば、シティ・アイシャ(25)容疑者は、実家に帰った際「ひと月ぐらいのアルバイトがある。娯楽ショー番組の収録で、しばしば、バタム島からマレーシアにフェリーで行ったり来たりしている」と語っていた。また容疑者は、番組内での自分の役割について「手に唐辛子を塗って、相手のほおを押さえたりする」と説明したが、「番組が放送されるのは日本国内だけなので、プロデューサーはビデオもくれない」と述べていた。
先の報道では、1988年生まれのドアン・ティヒュオンという名のベトナム人女性のパスポートを所持していた別の容疑者もまた、金正男氏に対する攻撃は「いたずら」だと思っていたと語っている。マレーシアの新聞Starの報道によれば、この女性は拘束された当初から、警察に対し「女友達や4人の男性達は、自分に、お金持ちの男性へいたずらする番組収録への参加だと説明した」と供述している。