米海軍が出したプレスリリースによれば「ニミッツ級航空母艦、原子力空母カール・ビンソが、駆逐艦を伴い、2月18日に南シナ海での『定例作戦』を開始した」。
米国のティラーソン新国務長官は、長官ポスト就任前すでに「米国は中国に対し、南シナ海の係争海域における彼らの行動は決して受け入れられないとの『明確なシグナル』を送らなければならない」と指摘していた。
また空母戦闘グループのキルビー指揮官は「米国は、この地域で自分達の可能性を示すチャンスを今か今かと待っている」と述べた。今回のパトロール開始の決定は、日本政府と中国政府が領有を主張し争っている島をめぐる緊張が増したことを背景に取られたもので、数日前中国は、南シナ海での境界線問題を複雑化しようとの試みに関し、米国に警告を発し、演習を開始した。