報道によれば、同大使館がクアラルンプールで発表した声明には、暗殺後の10日間でキム・チホリの名前の記載されたパスポートを携帯した人物が事件に関与した証拠は一切見つかっていないことから、マレーシア警察は朝鮮民主主義人民共和国の市民リ・ジョンチョル容疑者とベトナム人女性とインドネシア人女性の3人を解放せよと書かれている。
マレーシア政権は、2月13日、クアラルンプール空港で北朝鮮の市民を襲撃した数人は毒を塗りつけた手で被害者の顔に触れたことを明らかにしていることから、北朝鮮大使館は「もしこれが本当であればなぜ彼らは生き残ったのか?」と疑問を呈している。
クアラルンプール空港で死亡した男性はキム・チホリの名前が記載された北朝鮮発行のパスポートを所持していた。これに対して韓国は事件後直ちに、死亡した男性はマカオ在住の金正男氏で、北朝鮮のリーダー金正恩氏の兄だとする声明を表した。
マレーシア政権も同様に死亡した男性をパスポートの記載名に従い、キム・チホリ氏と呼んでいる。