築地市場35棟、長期にわたる違法状態が発覚

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東京都は23日、築地市場(中央区)で業者が使用する正門仮設駐車場など35棟の仮設建築物の使用許可期限が、平成17年5月に切れていたと明らかにした。約12年間、違法状態を放置していたことになり、担当部局の中央卸売市場のずさんな管理体制が問題視されそうだ。

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担当者は「許可を更新していなかった経緯は調査中」と説明。一方、35棟はこれまでの定期点検などですべて安全性を確保できているとの見解を示した。都は今後、経緯を調べると共に、改めて許可申請を行い、違法状態を改めるとしている。

同日開かれた豊洲市場(江東区)問題を検証する都のプロジェクトチーム(PT)の会合をきっかけに発覚した。出席した委員から「築地の仮設駐車場などが建築基準法上、不備があるのではないか」との指摘があり、都が確認した。

都によると、豊洲移転が議論される以前、築地では現地での再整備を目指していた。35棟は3年以降、再整備工事中の現有施設の仮移転先として建設。しかし8年、業者の反対などもあり、都は現地再整備の方針を撤回した。

一方、35棟は築地運営に不可欠な施設として業者などが使用を続けていたため、都が11年と14年に許可を更新。ところがその後更新を怠り、17年5月に許可が切れていたという。

都は「手続きをきちんと行っていなかったことは申し訳ない」と謝罪した。産経新聞が報じた。

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