BBCによれば、ソラーノ選手は、この予選まで、実際一度もスキー板を履いたことはなく、雪上を滑降したこともなかった、という。南半球でのトレーニングはもっぱら、いわゆる夏のバイアスロンスタイルの、板に車が付いたものでしていた。
ソラーノ選手の言葉によれば、競技の前にスカンジナビアの雪の上でトレーニングするはずだったが、警察との間で問題が起き、予定した時間にその場所に行くことができなかった。
ソラーノ選手は、パリで乗り換えた時、麻薬密売の容疑で警察に拘束されてしまったのだ。その結果、不運な彼は一度も雪を見ることなく、捜査室の隔離房で3日過ごし、その後やっと無実が証明され、土曜日、自由の身となったばかりだった。