憲法裁は既に実質的な審理を終えており、27日に結審した上、3月上旬に決定を出す意向とみられる。
朴氏の代理人弁護士らは審理が拙速と主張する。結審を遅延させるため、何らかの手続きを求める可能性があり、弁護団は一斉辞任も可能。
審理の弁論は既に16回開かれたが、朴氏は出廷していない。今回も憲法裁が結審当日でも陳述の機会を与えると表明したのに対し、朴氏側は26日、本人は出廷しないと連絡した。理由は代表の弁護士らも「分からない」と報じられた。
先に伝えられたところによると、朴大統領周辺の政治・汚職スキャンダルが燃え上がったのは、大統領が秘書ではなく、親友である崔順実被告に公開前の数十の演説文を渡していたという情報が報道各社が手に入れた後のこと。こうして崔被告は民間人でありながら、国政に介入した。
崔被告は、同国でシャーマニズムの新興宗教団体の開祖となり、1994年に死亡した崔太敏の娘。
崔被告はまた、政治的影響力を用いて圧力をかけ、韓国大企業に対して、自身が実質支配していたとされる文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」への資金拠出を強要した容疑がある。これら財団の口座には52企業と19のビジネスグループから約7000万ドルが振り込まれていた。
検察は11月20日、崔被告を起訴した上で、大統領自身も「相当部分、共謀関係」にあった疑いがかけられていると発表した。崔被告は逮捕された。崔被告の他、アン・ジョンボム前政策調整首席秘書官とチョン・ホソン前付属秘書官の2人が職権濫用と汚職の罪で起訴された。