警察が犯行現場の調査を進めたところ、この件は男性による自作自演だとの結論に至った。同日午後には男性は、ナイフで自らを刺して、その後ナイフは植え込みに捨てたと供述した。なぜこんなことを行ったのか、という当然の疑問に男性は、仕事に行かないための十分な理由になると考えたためだと答えた。男性は偽計業務妨害の疑いで逮捕された。
名古屋警察がこの件の調査を終える前に、福岡県で同様の事件が発生した。従業員の男性がオフィスの近くで何者かに刺されたとの通報が会社の関係者から入った。被害にあった26歳男性は当初、何者かが男性からリュックザックを盗もうとして、男性は抵抗した際にナイフで刺されたと説明していた。一方、同男性宅からナイフが発見され、男性は仕事に行かないための自作自演だったと認めた。
この2つの事件はネットで大きな話題となり、ネットユーザーは「仕事に行かないためだけにナイフで自分を刺すような仕事はどれほど厳しいものか」という疑問を呈している。