論文を掲載したのはロンドン王立カレッジのマリー・キリギウ氏率いるグループ。グループは200を越す学術作業の実験データーと結果を分析し、こうした結論に至った。9種のガンに関連した調査の13%にガンと肥満の関係が見られた。
セントルイスにあるワシントン大学のイギョン・パルク氏はこの発見にコメントし、ガンと肥満が関係するだけでなく、子ども時代に肥満した生活を送っていた場合、大人になってからガンの進行を招く恐れがあると指摘している。
これらの悪性腫瘍はすべて消化器官と関連する直腸がん、胃がん、食道がんまたは大腸がんと関係するか、またはホルモンバランスの乱れに関係する腎臓ガン、すい臓がん、乳がん、子宮がん、白血病だった。
このことからキリギウ氏の研究グループは、小児科医や医者に対してガンと肥満を密接に関係した病気と捉えるよう警鐘を鳴らしている。
これより前、日本の学者たちが、睡眠不足だと体のエネルギー消費量は変わらないのに食欲が増すため、肥満につながることを明らかにした。