元警部、工藤会トップ非難・呼び捨てにして銃撃された

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判事 - Sputnik 日本
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指定暴力団工藤会が関与したとされる一連の襲撃事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などの罪に問われた元工藤会系組幹部の中田好信被告(41)の第3回公判が1日、福岡地裁であった。5年前に銃撃された福岡県警の元警部(65)が、検察側証人として工藤会との関わりやトラブルを証言した。  元警部は2012年4月に北九州市小倉南区の路上で撃たれ、重傷を負った。検察側は中田被告が実行役だったと主張している。

元警部は約40年前から工藤会捜査を担当。09年に元組員と会った時に工藤会トップの野村悟被告(70)を呼び捨てにし、「野村は(個人で)20億円持っている」などと非難した内容が録音され、野村被告に伝わったことで関係が悪化したという。11年3月には別の最高幹部が自宅を見に来ているのを目撃し、「撃ち込みがあるかもしれないと思った」と述べた。
また元警部は11年春の定年退職後、野村被告に「(組織を)まだ目の敵にしてるらしいな」と脅すようなことも言われたという。
一方、中田被告の弁護側は「元警部が工藤会関係者から金銭をもらっていた」「家宅捜索の情報を工藤会に漏らしていた」などの内容を含むとされる、元組員の供述調書に基づいて尋問。事実関係をただしたが、元警部はいずれも「ありません」と否定した朝日新聞が報じた。

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