米紙ワシントン・ポストが司法省関係者の情報としてセッションズ長官とロシア大使との接触を報じ、新たなスキャンダルが起こった。セッションズ長官は自らの部下に「売られた」形になる。
同紙は、セッションズ長官が昨年にロシアの駐米大使と2度接触したと報道。7月と9月に「個人的な会談」が行われた模様。
セッションズ長官への主な異議は、大使との接触という情報を隠していたことにある。
セッションズ長官自身はこの非難について、米国の選挙についてロシアの当局者と話し合ったことはないと述べた。
米共和党のリンゼー・グラム上院議員はセッションズ長官とロシアの駐米大使との関係を調査する可能性を除外しなかった。下院民主党トップの院内総務、ナンシー・ペロシ氏は、セッションズ長官は辞職を申し出る必要があると述べた。また、民主党議員はこのスキャンダルをトランプ大統領自身への打撃のためにも利用しようと決め、「トランプ大統領とロシア人の政治的、個人的、財政的関係調査」のための委員会を創設することを提案した。
先に伝えられたところでは、米下院情報特別委員会がトランプ陣営のメンバーがロシアと接触していたとの疑惑を調査する。