スルツキー氏は記者団に「韓国へのミサイル防衛システムTHAAD配備に関する米国の行動は懸念を抱かせる。米国は同システムの目的は北朝鮮のミサイル脅威を抑止することのみだと述べており、北朝鮮指導部は実際に新たなミサイルの実験や発射の実施に関して予測できない危険な行動を行っている」と述べた。
スルツキー氏は、韓国への米MD配備は「北朝鮮の脅威」を抑止する課題の枠を超えているとの見方を示し、米国は実際のところ、ロシアの国境に近い北東アジアに米国のグローバルMDの新たな地域セグメントをつくっており、これはロシアの安全保障にとって直接の脅威であると強調した。