7日、ウィキリークスは米中央情報局(CIA)に関する「流出した」一連の資料の公開を始めた。報告書では特に「カスペルスキー・ ラボ」のアンチ ウイルス製品には脆弱性が存在しており、同製品を使って誰でも簡単にエクスプロイト(プログラムに侵入するためのコード)を書くことができると述べられている。
ウィキリークスの報告書の作成者の一人、ホアシン・コレット氏は、シンガポールで2014年に開かれたハッカーの会議SyScanで発見された脆弱性を「カスペルスキー・ ラボ」が修正しなかったと指摘している。ウィキリークスは、保護されたシステムを攻撃するウイルスのカムフラージュのために米中央情報局(CIA)が「カスペルスキー・ ラボ」のアンチウイルスソフトを使用した可能性があると指摘した。
「カスペルスキー・ ラボ」は、顧客が危険にさらされていないことを確信するため、ウィキリークスが2017年3月7日に公開した報告書を注意深く調べている。同社は、このような報告書や声明に最大の注意を払っていると発表した。