トルコ紙『ミッリイェト(Milliyet)』が報じるところ、元警官、メブリュト・メルト・アルトゥンタシュ容疑者のコンピューターを調べると、容疑者は犯行前日にカルロフ大使の情報をインターネットで調べるのと並行して、米国のジョン・バッス駐トルコ大使の詳細な情報も検索していたと明らかになった。
さらに、容疑者はアンカラにおけるロシアと米国の文化センターの活動に関する情報も収集していた。これらのデータは、容疑者が米国のバッス大使殺害も並行して準備していた可能性があることを示している。
トルコの首都アンカラで12月19日、ロシアのアンドレイ・カルロフ大使が銃撃された。大使は銃撃で負った傷が原因で死亡した。露外務省は今回の事件を、テロ行為だと指摘した。ロシア大統領府は、トルコでのロシア大使殺害について、シリアの平和的解決のための尽力を阻止することを目的としていたと発表した。