ティラーソン米国務長官、中国外相と会談 対北朝鮮で協力重視

© REUTERS / Lintao Zhang/POOLティラーソン米国務長官、中国外相と会談 対北朝鮮で協力重視
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ティラーソン米国務長官は、就任後初めて訪中し18日、中国の王毅外相と北京で会談した。会談の話題は北朝鮮の脅迫。ティラーソン氏は会談後の共同記者会見で、「朝鮮半島の緊張は危険なレベルに達しているとの認識を共有した」と警告した。

時事通信によれば、ティラーソン氏は、「北朝鮮により良い道を選ばせるため、中国と協力していく決意を新たにした」と述べ、北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止ために中国の役割を重視する姿勢を示した。

ただ、米国と中国の足並みはそろっていない。トランプ米政権は北朝鮮への強硬策の見直しを急いでいる。軍事力行使を含む「あらゆる選択肢」も検討する。時事通信が伝えたところによると、ティラーソン氏は共同記者会見で、朝鮮半島の非核化を目指した米朝枠組み合意や6カ国協議などの外交的取り組みを念頭に「過去20年間の努力は成功していない」と主張した。これに対し、王氏は「すべての関係国は北朝鮮への制裁履行と同時に対話を再開しなければならない」と指摘。

米中両政府は4月にも習近平国家主席が訪米し、トランプ米大統領との初会談に臨む調整を本格化させる意向だ。

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