最新作『不名誉な帝国』でタルール氏は、英国は植民地時代の200年間でインドを破壊したと主張。1700年にはGDPが世界のGDPの27%を占めていた世界有数の豊かな国を占領し、英国は長年の統治で、インドを最も低いGDPをもつ国の1つに変えた。
ロンドンで自著をプレゼンテーションしている際にタルール氏は「UKAsia」のインタビューを受けて、「ウィンストン・チャーチルの手はヒトラーと同じほど血濡れている」と述べた。タルール氏は、当時の英国首相チャーチルが取った決定のせいで、1943年、ベンガルの飢饉時に数百万人が死亡したと主張。タルール氏は、「英国は自身の政策によって作られた飢饉の犠牲者を助けないという政策を追求しただけでなく、チャーチルはギリシャとユーゴスラビアの将来の侵略の際に備えて積まれた余剰在庫を追加するために欧州に穀物を輸出し続けた」と述べた。
チェコのオンライン出版社「Project Syndicate」のサイトで公開されている記事でタルール氏は、多くの英国人が彼らの祖先によって行われた残虐行為を知らないとの見解を示した。
以前には知られていなかったウィンストン・チャーチル元英首相の地球外生命に関する論文が歴史学者らによって掘りおこされた。科学雑誌「ネーチャー」が発表した。チャーチル氏は論文の中で遠い天体に生命体が存在する可能性について記述していた。
© 写真 : Screenshot/YouTube/Sonal Thakerar"Inglorious Empire" by Shashi Tharoor
"Inglorious Empire" by Shashi Tharoor
© 写真 : Screenshot/YouTube/Sonal Thakerar