カンボジアで内戦時代の穴から象11頭が救出

© 写真 : Olga Oleynikovaカンボジアで内戦時代の穴から象11頭が救出
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カンボジアの東部モンドルキリ州で25日、内戦時代の爆撃でできた深さ3メートルの穴の中から泥水で身動きが取れなくなっていた野生の象11頭が救出された。AFP通信が報じた。11頭のうち1頭は子どもだった。

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AFP通信が報じたところによると、象は発見されるまで4日間も穴の中にはまっていたとみられる。

モンドルキリ州環境当局のケオ・ソピアック局長によると、穴は内戦時代の爆撃ででき、地元住民が貯水池として使用するために穴を広げていた。象がなくなったのは24日に発見されたという。この時象は水を飲もうとして、りこみ出られない、頭と背中だけが泥の上に出ている状態だったという。

AFP通信によれば、救出作業では、象が抜け出せるよう穴の縁を手で掘って脱出路を作り、さらに泥を薄めるために穴に水を送り込んだ。
救出された象たちは、ゆっくりと歩いて森林に戻っていったという。ソピアック氏は「もし発見されていなかったら、ゾウたちは死んでいたかもしれない」と語った。

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