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朝日新聞によると、大阪市の学校法人「森友学園」に対する法的に疑わしい国有地の払い下げをめぐり、安倍首相などの政治家の関与があったのかなどの疑問が浮かんでいる。国粋主義で非難されることはめったにない安倍首相だが、この件では、極右との緊密な繋がりが疑われている。
安倍政権時に、極右的な森友学園が国有地を、市場価格の10分の1の値段で買い取り、愛国的な学校を建てた。生徒は小さいころから「お国のために自己犠牲をする準備」を植え付けられる。
しかし安倍首相は、正式に忖度を否定している。首相にとって残念なことに、森友学園の籠池理事長は彼に同調する準備はなく、このような首相の態度に驚きを見せた。籠池氏によると、安倍首相は当初、籠池氏を支持していたが、後になって梯子を外された。なお、籠池氏は嘘をつかない旨の宣誓を経てから証言した。
国粋主義者との繋がりという疑いが証明された場合、安倍首相には退陣する構えがあるのかは現在のところ不明だ。しかし、スキャンダルは首相にとってこれ以上ないほどタイミングが悪い。それは、昨年夏の選挙では、自民党は参議院で単独過半数を確保したためだ。