27日にかけての深夜、ベルリンのボーデ博物館から時価100万ドルの金貨が盗まれた。ベルリン市警がツィッターで明らかにした。
盗難にあったのは「カエデの大葉」と呼ばれる金貨。重さ100キログラムの純金製で、材料、制作にかかった費用はおよそ370万ドル。
市警の発表によれば、金貨は直径53センチ、厚さ3センチ。表側には英国女王エリザベス2世の肖像画が刻まれている。ボーデ博物館はコインの一大コレクションで有名だが、このコインは展覧会のために他の博物館から一時的に借り受けていたもの。
犯人らは深夜3時30分頃、はしごを使い、窓を割って内部に侵入。犯行に使われたはしごはその後警察によって侵入現場付近から発見されている。犯人らが警報装置を切り、重い金貨をどう持ち出すことができたかは、未だに明らかにされていない。