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カッシーニは最後の任務で、土星とその輪の間の空間を22回通過する。これは4月26日にスタートする予定だが、カッシーニが損傷して予定よりも早く任務を終える可能性もあるという。なお予定では、カッシーニを土星の大気圏に突入させて破壊して任務を終えるのは9月15日とされている。
カッシーニが土星とその輪の間に初めて入ることで、輪を詳しく調査し、土星の磁場構造を理解することを可能とする。
なおカッシーニを土星の大気圏で破壊することで、学者たちが原始的な生命が存在する可能性もあるとする土星の衛星エンケラドスとタイタンの生物学的汚染を回避することができる。
カッシーニの任務はNASAの太陽系の惑星調査に関するプログラムの中で最も成功したものとなった。カッシーニ・プロジェクトの主な目的は、土星とその輪、そして土星の最も大きな衛星タイタンの探査。