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トランプ氏はバノン氏に全幅の信頼を置いているとされ、メキシコ国境での壁建設などの大統領令策定に関与してきた。今回の人事でホワイトハウスの政策決定に対する影響力が低下する可能性がある。
国家安全保障問題担当のマクマスター大統領補佐官がNSCの人事を含めて主導権を完全に掌握したとみられる。
NSCは米国の外交・安全保障政策をまとめる要の組織。政治色の強いバノン氏が常任メンバー入りしたことに当初から批判が上がっていた。
バノン氏は、差別的な論調を掲げる右派思想「オルト・ライト」の代表格とされたニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の会長を務めた。国内外から非難を浴びたイスラム圏7カ国からの入国禁止令を主導したとされる。