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同協会に所属するアカデムセルビス社のアレクサンドル・クルノソフ副社長は、「日本から団体旅行のキャンセルが入っている。欧州市場のほうからは現段階ではツアー取りやめは聞かれない」と語っている。
クルノソフ氏は爆破テロに関してコメントしたなかで、アジアからの観光客にとって行き先を決める際に決め手となるのは安全性だと指摘している。まさにこれが理由でアジアの観光客は今までロシアを積極的に選択してきたため、今回のテロ事件がきっかけで観光客数は減る恐れがある。クルノソフ氏は余韻がなくなったとしても、観光需要の回復は1月先になると判断している。
ロシアのツアーオペレーターらは日本やアジア以外の国からについてはツアーキャンセルは確認していないものの、そうした事態が近いうちに発生する恐れもありうるとの見方を示している。5日、英国、フランス、イタリア政府はロシアへの渡航奨励を撤回し、ロシア渡航では慎重な注意を払うよう呼びかけを発表している。