血塗られた柳の日曜 エジプトで3日間の国喪が宣言

© REUTERS / Fawzy Abdel Hamied血塗られた柳の日曜 エジプトで3日間の国喪が宣言
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エジプトでは昨日、キリスト教の祭日である「柳(棕櫚)の日曜日」に起きた2つのテロ事件の犠牲者らを悼んで10日月曜から3日間の国喪が開始された。テロ事件には国際テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」から犯行声明が表されている。

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プーチン大統領、エジプト爆発で哀悼の意 - Sputnik 日本
プーチン大統領、エジプト爆発で哀悼の意
1つめのテロはガルビーヤ県タンタ市のマル・ギルギス教会で起きた。自爆犯は爆発物を詰めたベルトを着用して祈祷式が進行中の教会を訪れ、一番前の座席に着席したとたん、爆破装置を起動させた。この結果、31人が死亡、およそ80人が負傷した。

タンタ市の恐怖が覚めやらない間に今度はアレクサンドリアにあるコプト教のサン・マルコ教会でも2度目の自爆テロが発生した。同教会ではコプト教の総主教のタヴァドロス2世が礼拝を行っていた。

中年の男性がコプト教徒と同様の服装をし、教会入口に設置された金属探知機を通過しようとしたが、警察がこの男を制止したため、男は爆破物を作動させた。この結果、キリスト教、イスラム教の両方の教徒17人が死亡。そのうち7人が警官で、自分の身を呈して不審者が教会内に入ろうとするのを妨げた。

同国のシシ大統領は軍の警備隊を差し向けるというラディカルな手段をとり、3ヶ月にわたる非常事態令を宣言している。
タンタ市はカイロの北100キロに位置し、カイロとアレクサンドリアの間に位置する貿易上の重要な要。アレクサンドリアは地中海に面した沿岸にある都市でエジプトで2番目に大きな人口を抱え、様々な民族、信教の人々が平和的に共存している。

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