ユナイテッド航空　従業員を乗せるためアジア系乗客を引きずり降ろす【動画】

スプートニク日本

10日朝、シカゴ発ケンタッキー州ルイビル行きの便で、ユナイテッド航空は、乗客の席は足りていたが、4人の従業員の席が足りないとして、現金400ドルとホテル無料宿泊を提案し、席を譲るよう頼んだ。その後、金額は800ドルに上がったが、誰も席を譲らなかった。そのため、ユナイテッド航空は便を振り替える乗客をコンピュータで4人選ぶと発表。選ばれた医者とみられる男性は、翌日手術があるとして、振替を拒否。同航空会社が航空治安当局の係員を呼び、係員は非常に乱暴に男性を引きずり降ろした。男性はアジア系だと見られている。

ユナイテッド航空CEOのオスカー・ムノズ氏によると、事件の状況の調査を進めている。

ニュースサイト「バズフィード」は、乗客は暴力的に引きずり降ろされたのかとの質問に、ユナイテッド航空はいつも通りコメントを控え、シカゴ警察に尋ねるよう述べたと指摘。シカゴ警察は一方、市の航空治安当局に尋ねるよう回答。航空治安当局は、米国運輸保安局を勧め。米国運輸保安局はまた、シカゴ警察へ尋ねるよう勧め、たらい回しとなった。