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カナダのウォータールー大学のマイケル・ハドソン氏は「10年前、我々の同僚たちは、全ての銀河が暗黒物質の『へその緒』の内部にあり、その糸状のものが暗黒物質の中の個別の『スター・ファミリー』をそれぞれ結んでいることを予測した。我々が得た画像は、この議論を理論的な面から、我々が何かを見たり、測定できる分野へ移行させる」と述べた。
宇宙はその構造で巨大な三次元のクモの糸と似ていると考えられている。その糸とは、暗黒物質の群れだ。それらの糸が交差するポイントには、個々の銀河という目に見える物質の密な塊がある。
学者たちは、このような「へその緒」を見つけるために、暗黒物質の糸がその後ろにある遠方の銀河の星の光をどのようにゆがめるのかを観測し、その曲がり方の組み合わせで暗黒物質の大きさや重さを測定した。学者たちは、地球から平均45億光年離れた明るい銀河のペア間の暗黒物質の糸を、合わせて約2万3000本見つけ、撮影することに成功した。
先の報道によると、地球と同程度のサイズの惑星「GJ 1132b」の大気の化学組成が初めて特定。