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元社員でつくるシャープ社友会の総会に、出張先からテレビ会議システムで参加した。戴社長は「鴻海が世界で強いのはIT機器であり、シナジー(相乗効果)を生かし参入したい」と意欲を示した。
また戴社長は17年度に家電の製品数を大幅に増やす方針も表明。4Kテレビの品ぞろえを16年度に比べ45%、冷蔵庫を30%拡充するなどと説明した。
昨年8月の就任以来、経営改革を進めた実績も示し、東京証券取引所第2部から1部への早期復帰を目指す考えを改めて強調した。
社友会の真康雄会長は会社の現状に関し「半年弱で利益の出る会社に変わり感謝している」と表明。三重県名張市から参加した柳内武則さん(71)は「海外企業の傘下に入ることを心配していたが、今の経営方針には納得している」と話した。