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ハーヴェイ・ケニヨン=ケイリンス君は、家族と一緒に初の外国旅行へ出発する予定だった。しかしハーヴェイ君の祖父ポール・ケニヨンさんが、アンケートの「あなたはテロ行為、スパイ行為、破壊行為、あるいは大量虐殺を企てている、または企てたことがありますか?」という質問で、間違えて「はい」にチェックを付けてしまった。
間違いは離陸直前に明らかになり、ハーヴェイ君のビザは却下された。
祖父のポール・ケニヨンさん(62)は、「私は、これが明白な間違いであると彼らがわからないことが信じられなかった」と嘆いた。ポールさんによると、ハーヴェイ君は取り調べでお行儀よく振舞い、一度も泣かなかったという。
ポールさんは「もちろん彼が大量虐殺やスパイ行為に関与したことは一度もないが、おむつの『破壊行為』をしたことはたくさんある。だが私はもちろん大使館ではこのことは話さなかった」と語った。
なお結末はすべてめでたく収まった。だがハーヴェイ君の書類の準備が整うのが遅すぎたため、3000ポンド(約3500ユーロ)を支払って新たなチケットを買うことになった。アンケートに「はい」というチェックをつけたことで、一家には余計な出費が生じてしまった。