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大統領制賛成には2515万7025票、反対には2377万7091票(48.59%)が投じられた。このデータは、高等選挙委員会とともに投票の暫定結果の公表権を有するアナトリア通信が伝えた。
最終票数は控訴検討後11日から12日後に確定する。反対派は投票実施時に違反があったと主張。高等選挙委員会が公式スタンプのない投票用紙も有効との判断を示したことを批判している。大統領制移行に関する憲法改正は先に、トルコ議会に承認されており、エルドアン大統領の署名済みだ。
トルコ憲法18条の変更は、大統領が国家システムの長となり、副大統領や大臣、高官任命の全権を持つようになり、首相職は廃止される。省庁の創設、改編、全権、義務、構造は大統領令に基づいて決定される。非常事態発表の権利は大統領が握り、承認は議会が行う。国の長は、法の力を有する他の法令もまた出すことが可能になり、議会の事前承認なしで発効する。しかし、後に立法府が法令を拒否すれば、無効にすることもできる。
先の報道によると、トルコのエルドアン大統領は死刑制度の復活をめぐり、政府との討議に入る計画を明らかにした。