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ネット上の情報によればこれらの口座には著しい額の預金があり、おそらく申告されていない金額ではないかとされている。
2014年1年間でルバノフ氏名義の口座にはおよそ1213万ルーブル(約2300万円)が、また2015年にも1364万4千ルーブル(約2600万円)が振り込まれている。
振込みは「Cash-in 」および「 Recyling」の2種類のシステムを通じて行われていた。
パブリッシャーのイリヤ・ウホフ氏は「どうしてロマン・ルバノフ氏がこれだけの数の口座を持っているのか。なぜ汚職対策基金の社員や同情するジャーナリストらになされた振込みは公式的な申告には書かれていないのか」疑問を呈している。
ウホフ氏は多数の口座は通常「何かを隠蔽したい」場合などに要されるとの見方を示し、「この場合、これは正真正銘の隠し口座でナヴァリヌィ氏の活動を支持するスポンサーらの名を伏せるため、税金逃れ、ナヴァリヌィ氏の側近や汚職対策基金の職員からいわゆる独自のジャーナリズムに携わる人間まで、彼に絡む多数の人間への闇給与の支払いのためなど、少なくとも複数の機能を果たしていたものだと予測できる」と語っている。