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同社は近く、プロジェクトの作成を完了し、サハリンと北海道を結ぶガスパイプライン建設の詳細な計画を日本に送る予定だ。日本経済新聞が、ロシアのアレクサンドル・ノヴァク・エネルギー相の言葉を引用して伝えた。
この報道の少し前、日本パイプライン株式会社(JPDO)と日露天然ガス社(JRNG)も、プロジェクトの実現可能性を事前に調査・検討する実行可能性調査を実施、建設費用は55億ドルから62億ドルかかると算定している。
当初このパイプラインの輸送量は、年間200億立方メートルと見込まれたが、現在日本側は、それを250億立方メートルにまで増やすことができるのではないかと期待している。パイプラインの全長は1500キロで、海中に敷設されることになる。なおパイプラインは、東京に近い茨城県沿岸までのばされる。
サハリンと北海道を結ぶパイプライン敷設プランは、すでに10年前に提案されていたが、当時「ガスプロム」側が、大きな関心を示さなかった。しかし、昨年12月のプーチン・安倍会談後、計画は実現に向け実際に動き出した。
先の報道によると、2017年第1四半期のロシアの「ガスプロム」社の旧ソ連諸国以外の外国への輸出が、前年同期比15%増加した。