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ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた映像は強烈な光のせいで地球からはほぼ見えないNGC 7250銀河のもの。このNGC 7250銀河はとかげ座の星座の中にある。銀河の光はTYC 3203-450-1星の発する強烈な光に隠れてぼんやりと霞んでいる。
© 写真 : ESA/Hubble & NASAハッブル望遠鏡 強烈な光で地球からは見えなかったものを発見
ハッブル望遠鏡 強烈な光で地球からは見えなかったものを発見
© 写真 : ESA/Hubble & NASA
TYC 3203-450-1星は地球と、地球から4500万光年離れた銀河との間に位置している。TYC 3203-450-1星自体は銀河系の内部にあって地球からの距離も数十光年しか離れていないため、地球から見ると最大限明るく見える。
ハッブル望遠鏡の写真は天文学にとっての主要な問題を浮き彫りにしている。星や光源までの距離を確定する上で困難があり、実際の星の位置はなかなか分かりにくい。
天文学者らが見ているのは奥行きのある3次元空間ではなく、「平面」的な天体。このため実測のための新たな方法を模索せざるを得ない。
それより前にNASAが地球と月を土星の側からとらえた新たな写真を公開した。映像は14億キロ離れた宇宙探査機「カッシーニ」から撮られたもの。