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タス通信のキリル・アガフォーノフ氏は、「安倍首相は特別なスタイルをもった政治家で、単純ではない相手と個人的関係を築くことができる」と評価。それができるのは、相手の心の琴線に触れるようなアプローチを心がけているからである。安倍首相は最近、森アーツセンターギャラリーを訪れて「大エルミタージュ美術館展」を鑑賞した。首相の心を打ったのはレンブラントの「運命を悟るハマン」だった。アガフォーノフ氏は、安倍首相が過去にウラジオストクの東方経済フォーラムで黒澤明監督の「デニス・ウザーラ」に言及して会場を沸かせたり、2月の日米首脳会談では記者会見でトランプ米大統領の好きなゴルフに言及するなどしたことについて振り返り、「今回、レンブラントは安倍首相を助けるか?」とユニークな問いかけをしている。
北海道新聞は25日、「空路墓参は首脳次第」と報じた。ビザなし訪問に航空機を活用するというアイデアが議題にのぼるのは間違いなさそうだが、実現のためにクリアする課題は多い。北海道新聞は「日本政府が早期実現を目指す元島民らの「北方領土墓参」での航空機活用に向けた調整も難航している。日本側は首相訪ロに先立ち4月下旬の実施を目指したが、ロシアとの協議は不調に終わった。元島民の高齢化を踏まえ、両首脳が昨年12月に合意した出入域地点増設や手続き簡素化を巡る議論も決着しておらず、日本政府内では「首脳間で決めてもらうしかない」(外務省筋)との声も漏れる。」と伝えている。
産経新聞は26日、「安倍首相は、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮に関し、プーチン氏に「建設的な役割」を果たすよう要請するとみられる。日本が入港を禁止している北朝鮮の貨客船「万景峰号」が5月からウラジオストク-北朝鮮・羅先間を運航することについても、問題提起する予定」と伝えた。