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様々な国でサイバースポーツが益々公式に認められつつあるが、オリンピック種目として認められるまでには、まだ長い時間が必要なようだ。少なくとも今のところ国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、五輪の種目に入る可能性について全く確信を持てないでいる。
バッハ会長は、ポータルサイトInsideTheGamesの中で、この問題について自らの見解を明らかにした。会長の考えでは「サイバースポーツは、2022年のアジア大会の公式種目に加えられたが、オリンピック種目として相応しいものかどうか、まだ確信が持てない。まず何よりも、IOCは、あれがそもそもスポーツなのかどうか結論を出せなかった」とのことだ。
又バッハ会長は「今のところIOCは、サイバースポーツにおいて、オリンピックのルールや価値観が尊重されているとの確信を、委員会のメンバーが持てないでいる」と述べ「私自身、サイバースポーツゲームのいくつかが、オリンピックの価値観と矛盾していると考えているからなおさらだ」と指摘した。しかし会長は、何が矛盾しているのかについて詳細には触れなかった。