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菅官房長官は南クリル諸島への訪問手続き簡素化での合意達成を「大きな成果だった」とコメントし、「内容面においても極めて率直で中身の濃い会談」と評価した。
自民党の二階幹事長も同じく会談に高い評価を下しており、中でも特に南クリル諸島での共同経済活動についての合意達成に「この問題こそ、日ロ関係を打開していくうえで、最も重要で適切」と指摘している。
主要紙はトップの紙面の大見出しに露日首脳会談を載せ、共同声明の内容を詳しく報じている。
自民党と連立を組む公明党、山口代表も露日の交渉プロセスを全面的に支援することを約束している。
朝日新聞はこの会談について、約3時間にわたって行われ、最初の約90分間の少人数会合で南クリル諸島での共同経済活動を主題にすえた協議が行われたほか、両首脳の会談も今回すでに17回目を数えることから、50分間は通訳を交えた2人だけの協議で北朝鮮とシリア情勢について意見交換したと報じている。
また産経新聞は会談についての記事の見出しに「ロシアが福島第1原発廃炉に協力」と掲げ、このテーマが取り上げられたことを強調している。