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この行事にはプロジェクトの企画者や聖ニコライ教会を訪れる信者や学生、地元役所の代表などを含む40人ほどが参加した。
企画者、ナタリヤ・エロフェーワさんがスプートニクの電話インタビューで、木で作られた聖ニコライ教会と桜並木のそばに、2018年の「露日交流年」にむけて露日文化・啓発複合施設が建てられることに対する期待を示した。
建築家のドミトリー・プシェニチニコフさんによると、聖ニコライ博物館建設の障害は土地の観点からはない。プシェニチニコフさんは5月1日に調査を行い、「博物館が建てられたら、すでに建造済みの聖ニコライ教会の木造建築と、非常に調和した建築的アンサンブルが生まれるかもしれない。聖ニコライが生まれ育った土地を見るために、日本からの巡礼者がここに来る可能性もあるだろう」と述べた。博物館のほかに、教会のそばには聖ニコライの銅像と、アルテミー・ルブリョフ主教が夢見ている、碁を打つための東屋が池のほとりに建てられる。
© 写真 : Tatyana Petrakova日本に正教を伝道した聖ニコライ生誕地に桜並木を植樹 5月1日
日本に正教を伝道した聖ニコライ生誕地に桜並木を植樹 5月1日
© 写真 : Tatyana Petrakova
聖ニコライは日本正教会の創健者で、半世紀以上を日本で過ごした。聖ニコライの尽力により、1891年、東京の中心に白い石造りの東京復活大聖堂(ニコライ堂)が建造された。聖ニコライの死後、日本における正教徒の数は3万4110を数えた。聖ニコライは東京の谷中墓地に埋葬された。
© 写真 : Tatyana Petrakova日本に正教を伝道した聖ニコライ生誕地に桜並木を植樹 5月1日
日本に正教を伝道した聖ニコライ生誕地に桜並木を植樹 5月1日
© 写真 : Tatyana Petrakova
先の報道によると、日本政府は世界文化の発展および日本との文化、科学の交流に特に寄与した外国人として今年、6人のロシア人に対し、旭日章を授与することを決めた。