スプートニク日本
モスクワでの日本文化フェスティバル「Hinode Power Japan 2017」には、およそ2万5千にもの人がつめかけた。このイベントの主催者の中ばかりでなく、訪れたお客さんの中にも多くの日本人が含まれていた。彼らは、今回ロシアに初めて来た人もいればロシアで学んでいる人、もう10年以上ここに住んでいる人など様々だった。スプートニク日本取材班は、そのうちの何人かと話す機会に恵まれ、ロシアについて「三つの言葉」で表現してくれるよう頼んだ。以下皆さんに、その成果を御紹介したい。
マリ・ネロメ
— ロシアは初めてですか。
— いいえ、住んでます。一年ですけど、ロシア語がちょっとだけできます。
— ロシア語できますか。
— あ、ちょっとだけです。
— ロシアのことを三つの言葉で描写したら、どんな言葉を使いますか。
— 美しい冬の国
ヒラク
— ロシアは初めてですか。
— はい、初めてです。
— ロシアの最初のイメージは何ですか。
— 最初のイメージはきれいな人がいっぱいいる。
— ロシアのことを三つの言葉で描写したら、どんな言葉を使いますか。
— ええええと、そうですね。気象は寒いけど人は温かい。また女性がきれい。
エンドウ・ノリコ
— ロシアは初めてですか。
— 違います、ロシアで働いています。ロシア語で話しますね。私は、遠藤と言います。Japan House の社長で、このフェスティバルの主催者の一人です。私はとてもロシアを愛しています。ロシアは私にとって、第二の祖国です。なぜならロシアは、とてもきれいで広く、そして人々が善良だからです。そこの政府に何が起ころうと、私には関心はありません。日本のように私は、ロシアを愛しています。
— ロシアを、どうか三つの言葉で表現して下さい。
— 美しい、これは赤いという意味で、おいしい、これは甘いと意味です。日本から来ると、ロシアではすべての物がとても大きくて驚きます。建物も高くて立派です。ですから三つの言葉は、赤の広場の美しさ、ケーキのおいしさ、そして大きなロシアのすばらしさです。
タミオカ・リュウキ
— ロシアは初めてですか。
— ロシアは三回目です。今、留学しています。
— ロシアについてどう思いますか。
— ロシアは大きく、広い国で、いろいろなものがあると思います。例えば、何だろう、建物もいっぱいあって、モスクワは都会だなと思います。人もいっぱいいるし。
— ロシアに興味があるのはどうしてですか。
— ロシア語をやってみて、勉強したく、ロシア語を選びました。
— どうしてですか。
— 発音とかきれいだったから、ロシア語をやってみたいと思いました。
— ロシアのことを三つの言葉で描写したら、どんな言葉を使いますか。
— 難しい。。。まあああ、大きい、寒い、プーチン。
次に私達は、同じ質問を、フェスティバルの主人公であるロシア人のコスプレーヤーにしてみた。ロシアで彼らほど、日本文化をよく知っている人達はいない。何千人もの若者達が、漫画やアニメといった日本のサブカルチャーのヒーロー達の名前や性格をビックリするほど暗記しており、一度も行ったことがないのに、彼らは秋葉原や原宿、新宿について素晴らしくよく知っている。
「面白い、難しい、奇麗」
「子供の時から、日本の文化に夢中で、特にコスプレに6年はまっています。私は中でも、アニメの登場人物が好きです。性格が私に似ていて、とっても機敏なんです。コスチュームは、全部自分で縫いました。かつらも自分で作りました。そうした事が、コスプレでは、恐らく一番面白いんです。私は少し日本語を話します。2年間、日本語を学んでいます。」
「コスプレ、桜、東京」
「私が日本に夢中になって、恐らく6年以上になります。日本語を3年、コースに通って学びました。すべて、アニメから始まったのだと思います。あなたもあれ見れば、そう思いますよ。『おお!なんて美しく描かれているんだろう。主人公は、なんておかしなことを言うんだ!』ってね。なんだかそうしてだんだん、桜とか花見、お酒や原宿そして新宿のこととか…知ってゆくんです。そんなことを重ねてゆくと、あなたも、一年、二年、三年と日本語を勉強するようになるんです。そしてコスプレ・フェスティバルに来るんです。なんだかそんな風に次第にはまってゆくんです。日本にはまだ、行った事はありません。なんでだかまだうまく行きません。でもとっても行きたいです。すべてこの目で、ライブで見たいんです。日本って、どんな国かただ知りたいんです。」
「洗練、パステルカラー、新鮮」
「日本に夢中になったのは、学校時代からです。当時ロシアで初めて、印刷された漫画が出回り始めました。 それを通じて、この国への愛が芽生えたんです。私達が着ているものは皆、自分達の手で縫ったものです、これらのコスチュームを作るために8メートル以上の布が要りました。これらを縫うのに全部で丸一年かかりました。毎日それをしていたわけではありませんが…」
「クリエイティブ、ポジティブ、鮮やかな色」
「私は日本に、空手の試合のため何回か行った事があります。空手はもう8年やっています。文化への興味が生まれる前に、日本に行きました。日本に行ってきた後、アニメへの興味が始まりました。今は日本の大学で学びたいと思っています。」
さて、あなたはロシアを三つの言葉で表現するとしたら、どんな言葉を選びますか?