スプートニク日本
「スプートニク日本」記者は、今シーズンの結果について彼女に尋ねるため急ぎ連絡を取った。しかしまず、羽生選手のどこがそれほど彼女にインスピレーションを与えるのか、なぜ彼とデュエットをしてみたいという気持ちでいっぱいなのか、最初に聞いてみた。
メドベージェワさん:羽生選手は、スポーツ選手として、私に大変霊感を与えてくれます。今の世代の選手の多くは、彼を手本にしています。彼が、他に類を見ない選手であるという事実に誰も異論はないでしょう。
スプートニク日本:ネット上には、あなたと羽生選手が一緒に写っている写真がたくさんありますが、あなたはスポーツ選手としてばかりでなく、若い男性としても羽生選手を気に入っているのではないですか?
Евгения Медведева: Юдзуру Ханю для меня является эталоном мужского фигурного катания https://t.co/kL2t9RGrLV pic.twitter.com/cqieccj3wY
— 羽生結弦*PHOTO (@photo_yuzuru) 13 декабря 2016 г.
メドベージェワさん:そうしたテーマについては、お答えしたくありません。そもそも私は今、様々な国のとっても多くの選手達と交流しています。両手の指でも、数えきれないくらいです! 米国、カナダ、日本、中国、韓国、フランスそしてフィリピンに至るまでたくさんいます。全く世界中と言っていいでしょう。実際私達は皆、とても仲良しです。試合で転戦する時など、皆で楽しい時間を過ごすよう心がけます。だって、私達には、一緒にどこかに行ったりする機会は他にそう多くないのですからね。基本的に、私達は英語で話をします。英語は国際語ですから。時には、ただ誰かの部屋に集まって、何か愉快なことを話したり、映画やビデオを見たりすることもあります。
メドベージェワさん:そうですね、この1年は、私にとって大変成功したシーズンとなりました。3つの世界記録など、良い成績を残してシーズンを終えることができ嬉しいです。そうした成果を出すために、私とトレーナーは努力もしてきました。多くのポジティブな時を過ごし、多くの新しい経験をしました。でも、はっきり言って、私にとって一番印象が深いのは、日本での世界国別対抗戦です。初めてチーム戦に参加した大きな経験でした。最高の貢献ができてとても嬉しいです。チームメイトが、とても支えてくれ。私にさらなる力を与えてくれています。
スプートニク日本:世界記録を三度も出した後の、次の目標は、やはりオリンピックですか?
メドベージェワさん:私は、こうしたテーマを話すのが好きではありません。まだとてもたくさんのことを耐える必要があります。オリンピックまで残された時間は少ししかないと思えるからです。実際その前に、生活において、まだ多くの様々な段階を通り過ぎる必要があります。ですから今、オリンピックについて何かお話しすることはできません。それにはただ、まだ時期が早いのです。選手にとって、最も重要なのは、練習を続けることです。トレーナー達が私に教えてくれたことを、安定して行えるようにすることです。私は、それに向けてできる限り、あらゆる努力を続けるでしょう。
スプートニク日本:毎回、日本では熱狂的に迎えられていますが、その事は、何かパワーを充電する助けになっていますか?
メドベージェワさん:はい、パワーをもらっています。日本のファンの皆さんに、とても感謝しています。彼らは、本当に私を温かく迎えて下さるのです。まるでもうホームグラウンドにいるような感じです。だって私には、日本ばかりでなく、ロシアにもたくさんのファンがいて、とても応援してくれているからです。
スプートニク日本:しかし、日本のファン達は常に、最高のもてなしぶりであなたを心待ちにしていますね。世界国別対抗選のあと、何か新しいものを見る時間はありましたか?
スプートニク日本:あなたの日本のファン達は、あなたの新しい演技を心待ちしていると思いますが、あなたは、ファンの方達との出会いに、何を期待していますか?
メドベージェワさん:私にとって、最も大切なのは皆さんの応援です。皆さんの愛を感じることは、本当に素敵なことです。なぜなら、実際にそれは、私にパワーをくれるからです。新しいプログラムを準備する際に、もっと頑張ろうという意気込みのようなものを与えてくれるのです。
先の報道によると、メドベージェワさんは記者会見で2018年の来シーズンはプログラムの内容をもっと複雑化させる計画であることを明らかにした。メドベージェワさんの強さの秘訣はその集中力にあるとされている。試合後のインタビューでメドベージェワさんは「氷の上では私は人ではないのです」と語り、自分のスポーツへの姿勢を語っている。またメドベージェワ選手にスプートニクが2度にわたって行った独占インタビューはこちらからお読みいただけます。