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国防省は「シリアのロシア軍部隊の全ての兵士が生存しており、健康で、それぞれの部隊のメンバーとして国際テロリズムとの戦いに関する任務を遂行している」と発表した。リア・ノーヴォスチ通信が報じた。
国防省は「定期的に国際テロ組織の情報をそのまま報じている一部のメディアの行動は、非難を呼んでいる」と指摘した。
9日、モニタリングポータル「SITE」は、テロ組織のロシア語メディア「Furat」の情報として、ロシア軍兵士が処刑されたと伝えた。またロイター通信も、同じ情報を報じた。
メディアは、テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」が公開した動画について報じた。動画には、ロシア情報機関の職員エヴゲーニー・ペトレンコ大佐と名乗ったある男性の処刑の様子が収められていた
男性は処刑の前、ロシアの諜報員たちにテロ組織の戦闘員らに降伏するよう呼びかけた。
先にロシア議上院(連邦会議)は、軍が情報を確認すると約束した。一方でロシア議会下院(国家会議)は、シリアでロシアの将校がテロリストに処刑されたとするメディアで公開された動画は、ロシアに対する情報作戦の兆候の可能性があると予測した。ロシア下院防衛委員会の第1副委員長で「ロシア英雄称号」を持つアンドレイ・クラシフ氏が、インターファクス通信に述べた。