ここではバクテリア、真菌、顕微鏡サイズの藻類(うきくさ)、ウイルスの存在を知ることができる。
「あなたの微生物に会おう」というタイトルのこの動画では、実は人間はひとりぼっちではなく、100兆個(ゼロが12個!)ものバクテリアが一緒に暮らしているのだということがおもしろおかしく語られている。これらバクテリアの多くは、私たちの健康維持に欠かせない、人間にとって必須のものである。
博物館そのものは巨大な研究室に似ている。来館者は生きた微生物の世界を大きな画面で見ることができる。顕微鏡で人間の目にも見えるサイズに拡大されているからだ。また、この博物館では体をスキャンすることで、自分の体に住む微生物を見ることができるほか、微生物が移動・食事・増殖する様子を3Dで見ることできる。設置されたインタラクティブ・スキャナーを使って、体や皮膚のどの部分に何個の微生物がいるのかを調べることもできる。たとえばこの新開発の「キス・オ・メーター」。これは被験者らがキスの最中に何匹の微生物を伝達しあうかをリアルタイムで知ることができるもの。
微生物に関する他に類を見ないインタラクティブな博物館を通じて、マイクロピアの職員らは目に見えない世界を見えるものに変えてくれる。この博物館プロジェクトが提供する情報のおかげで、私たちは、微生物には恐ろしくて汚い抹殺すべきものだけではなく、例えば水の浄化や感染症の治療など、私たちの生活において重要な役割を果たす、小さく有益な働き者もいるのだと知るだろう。
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