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プーチン大統領は北京で開催の「一帯一路」フォーラムで行われた習国家主席との会談の冒頭で、「2国間的な面で鍵となる出来事は、ロシア連邦へのあなたの近い実務訪問だと見ている。お待ちしています」と述べた。
プーチン大統領は加えて、「我々の政府、ロシア大統領府、中国共産党中央委員会事務局は、今後数年の我々の戦略的イニシアチブ実現化に関する行動プランを含め、良い文書の完全なパッケージを用意している」と述べた。
プーチン大統領は露中の経済協力を個別に言及し、双方は2国間貿易の成長回復を取り戻すことに成功し、2016年には4%、今年1月から3月期は37%となったと指摘した。
プーチン大統領は、「だがしかし、我々には取り組むべきものがある。それは複雑な国際問題にも関わる。ここで我々は常に肩を並べ、隣に立ち、様々な方向でお互いを助けて支え合う。そしてこれは、国際情勢において非常に重要な要因であり、国際情勢を安定化させる」と述べた。
プーチン大統領はまた、中国側の「一帯一路」フォーラムの上手くいった作業の開始を祝福し、その適時性を指摘。「我々はいままでにないほど、何よりも経済分野で、新たな協力メカニズム、お互いへの門戸開放、種々の障壁や障害の除去を必要としている。」
習国家主席は一方、プーチン大統領のフォーラム出席を歓迎し、開会式でのプーチン大統領の演説が、開かれた世界経済形成と2国間の地域協力の深化を促進しようという、露中の意図に関する力強い信号を与えたと指摘し、次のように述べた。
「これはハイレベルフォーラム実施に重要な役割を果たした。中国側は謝意を示し、これを高く評価する。」
先の報道によると、北朝鮮のミサイル発射を受け、同国の核開発を巡る6カ国協議の日中韓の首席代表が電話会談を行った。