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NASAで有人探査を担当するウィリアム・ガーステンマイヤー氏は、「原則的に、このような飛行は技術的に可能だった。だが今日には、正当化されたように見えない。さらに、その実現には多くの時間を要し、枠内に抑えようとしている予算の枠外にプロジェクトを追いやる」と述べた。
繰り返し利用可能な宇宙船「オリオン」は、2011年に終了した「スペースシャトル計画」の後、米国が宇宙に戻るために主な道具として開発されている。オリオンの主なミッションは、月や火星へ米国の宇宙飛行士を運ぶことにある。
ガーステンマイヤー氏は、これら全ての遅れは、2030年度中頃を目標にしている火星有人旅行に関するNASAの長期計画実現に影響を及ぼさないとの見解を示した。