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「パルトゥース」は、その特別な構造により、騒音がライバル艦よりも著しく少ない。生命維持システムは、最大2週間潜水することを可能としており、航続距離は7500海里(約1万4000キロ)で、ロシア海軍北方艦隊の基地からキューバまでの距離よりも長い。ミゾカミ氏は、このように指摘している。
ソ連時代に建造された「パルトゥース」は近代化され、877型潜水艦「ワルシャワンカ」が造られた。「ワルシャワンカ」には巡航ミサイル「カリブル」の発射装置があり、これが、例えばテロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」に対する作戦など、現代の紛争で同艦を使用する可能性を与えている。ミゾカミ氏は、このように指摘している。
「ワルシャワンカ」は、世界の武器市場で高い需要がある。1990年代中期には中国が10隻を取得し、その後、中国の地政学的ライバルのベトナムが6隻を購入した。
先の情報によると、中国は現在、新世代無音潜水艦を開発していると見ている。