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共同通信によると、習氏はTHAAD問題を巡る中韓関係の悪化を念頭に、両国関係は「正念場だ」と指摘した。相互理解を基礎として政治的な信頼関係を固め、関係を正常な軌道に戻したいと呼び掛けたという。
中国国営中央テレビによると、習氏は「相互理解と尊重を基礎として政治的な信頼関係を強固にし、意見の相違を適切に処理して、中韓関係が正常な軌道に戻ることを望む」と述べた。一方の李氏は、「韓国側は理解している」と応じ、解決を検討したいと語った。
また双方は北朝鮮問題に関し、対話による解決の重要性を改めて確認した。中国外務省によると、北朝鮮の核・ミサイル問題に関し、習氏は「朝鮮半島の非核化実現と対話による問題解決を堅持する」と強調し、李氏も中国と共に非核化を実現させたいと述べた。
先の報道では、安倍晋三首相が、韓国の文在寅大統領が最初の対日特使に指名した与党「共に民主党」の文喜相(ムン・ヒサン)国会議員と18日に会談した。