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誤射事件が起きたのは島根県雲南。同市の教育委員会が19日に行った発表によれば、撃たれて死亡したコウノトリは4月に雛をかえしたばかりの5歳のメス。サギの駆除を行っていた地元のハンターに散弾銃で撃たれた。
雛にはお父さんコウノトリだけが残されてしまったため、雲南市教育委員会は子育てがオスだけで手に負えるかどうかを観察してから雛の保護の必要性を判断する。
日本では野生のコウノトリは1971年に絶滅したが、様々な試みと失敗を経て、中国や旧ソ連、ロシアから幼鳥を譲り受けるなどして、人工繁殖に成功している。
撃たれたメスの生んだ雛は、日本では野外放鳥を開始して以来、繁殖地の兵庫県豊岡市から遠い場所としては誕生が確認された2度目の例だった。
先の報道によると、ニュージーランドに生息する希少種ペンギンのキンメペンギンが、2060年までに絶滅する恐れがある。