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この古銭は、16世紀と17世紀の境目に鋳造された「ウゴルの金貨」と呼ばれるもので、ムソルグスキイ作曲のオペラの主人公として名高いボリス・ゴドノフが、従者の武勲に対する報酬を、この金貨で与えた事で、ロシアではよく知られている。今回見つかったのは、博物館級の貴重なもので、これまでこうした「ウゴルの金貨」は、古銭学者の間では6例しか知られていない。
専門家によれば、その価値は100万ルーブルを超すとの事だ。金貨を引き上げたアマチュア考古学者は、刑事責任に問われることを恐れ、名前を公表していない。法律家らは「もし財宝探しの過程で、文化的価値のあるものを傷つけた場合、ロシアの法律では、50万ルーブル以下の罰金刑か4年以下の自由剥奪刑が課せられる」と警告している。
先の報道によると、アルタイの山中で考古学者らが、ドラゴンやグリフィンを思わせる花崗岩でできた巨大な建造物を発見した。