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ダニロフ氏は、間もなく開催するNATO首脳会議をテーマにした円卓会議の一環で、「NATOの問題は、領土防衛同盟として創設され、全く違う課題、つまり、ソ連への対抗や、根本的に違う脅威であるテロリズムや過激派への対抗とは全く異なる課題を持っていたことにある」と述べた。
ダニロフ氏は、現在の状況では「テロや過激派との戦いにおいて実質的に無益である、馬鹿でかい官僚的軍事機構」について語らざるをえないと強く主張し、次のように述べた。
「テロリストは『ネットワーク』の原則で活動しており、変わりゆく対抗策に常に順応している。しかしNATOは本質的に、冷戦時代の組織のままで残っている。何らかの適応の余地はあるが、当然、NATOが現在テロとの戦いに適応している(と言う)のはふさわしくない。」
この前、NATOが、ダーイシュ掃討に向けた米国主導の有志連合に参加する方向で調整していると明らかになった。